印刷会社が自社の年賀状を止めた話

私は印刷会社を経営しているのですが、来年会社で(個人もですが)年賀状を出すのを止めました。

その背景をお伝えしたいと思います。

年賀状のCO2発生量

チラシの印刷による二酸化炭素排出量はどれくらいかでも参考にした、日本製紙連合会が発表している紙・板紙のライフサイクルにおける CO2排出量と、日本郵便の2018(平成30)年用年賀葉書 当初発行枚数の種類別内訳を参考に年賀状製造時に発生している二酸化炭素量を推計してみます。

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コンシャス・キャピタリズムでストレスのない会社・環境対応で利益を出す会社に

自分の会社で環境問題に対応していくという方向性を取ることを決める際後押しになったコンシャス・キャピタリズムという考え方があるので紹介します。

恐怖やストレスの無いマネジメントで利益が出せるのか?環境の問題を取り扱って利益を出すことができるのか?といった所について一つの答えとなるような本です。

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FSC®(森林管理協議会)とは何か

FSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)は森林を守りながら紙製品や木材製品をつくるために、木を利用する製品の流通やプロセスを管理する国際機関です。なぜ必要で、何をしているのか、FSCが実際に扱われている例、実際にFSC製品を作成するにはどうしたらいいのかをまとめます。

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環境問題に考慮した印刷のために発注者ができること

印刷をするうえで環境に少しでもよいものにしたいが、具体的にどういうことができるのかわからないというお話を聞きますので、整理してみます。

印刷に関わる環境の課題

印刷をするうえで影響が出てくる環境の課題とその対応方法の概要としては下図のようになります。

印刷に関わる環境問題

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「ゆりかごからゆりかごへ(Cradle to Cradle)」とは

環境のことを考えて事業をするうえでとても参考になるゆりかごからゆりかごへ(Cradle to Cradle)という考え方があるので紹介します。

内容としてはサーキュラーエコノミーと近い考え方で、大量に作って捨てる「ゆりかごから墓場へ」というやり方ではなく、ゴミという考え方をなくして、作ったものを品質を下げずに原料として再度利用する「ゆりかごからゆりかごへ」という考えができるように、製品をデザインすべきという考え方です。

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ダイベストメントは効果があるのか?

化石燃料関連の企業など環境に悪影響を与える可能性のある企業から投資や融資を引き上げていくダイベストメントが広がってきています。どんな効果があるのか、本当にいい手段なのか色々な考えがある話なので整理してみます。

ダイベストメントとは

ダイベストメントとは環境(environment)、社会(social)、企業統治(governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資であるESG投資の中の一つで、環境に悪影響を与える企業から投資や融資を引き上げることを言います。

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伐採すること自体が問題ではない?森林伐採と温暖化との関係

森林の伐採の温暖化を中心とした環境問題へ影響について当たり前のようで、分かりづらい部分も多いと感じていたので整理します。

森林の役割

光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。同様に呼吸によって二酸化炭素を排出します。その差分が炭素として木が成長していきます。

木は原子レベルで見ると、炭素と酸素と水素から主になっていて、炭素は大気中から吸収した二酸化炭素が元になっています。この点から、木は二酸化炭素を固定しているという言い方をしています。

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環境問題にはどんな種類があるのか

環境問題といっても色々な種類があるので、どんな問題があり、その関係がどうなっているのかを整理してみます。

環境問題と問題点

環境によらず何であれ問題を解決するときに、実際に何が問題なのかが明確になっていないと間違った方向やあまり効果の無い対応をしてしまうことがあるので、そこを明確にしたいと思います。

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