世界全体で見るとメタンの発生源は牛のゲップが多かったですが、日本ではどのような状況なのでしょうか。
サマリ
日本のメタン発生量は2015年で3300万トン、日本が発生する温室効果ガスの中で2.4%程度なのでそんなに多くはないです。その中で割合として最も多いのが稲作で44.4%です。牛のゲップの23.4%などをあわせると農業で75%を占めています。
日本の分野別メタン発生源
日本のメタン発生源としては、75.6%と大半が農業になっています。世界で見た時にはエネルギー関連が一番多かったですが、日本では石油を製造しているわけではないので、このような結果になっています。
温室効果ガスの種類とその割合の記事でも載せましたが、日本の温室効果ガスの中でのメタンは二番目影響力のある気体とはいえ、割合としては2.4%です。
農業分野でのメタン発生源
日本の農業分野でのメタンの発生は稲作が最も多くなっています。
CH4は嫌気性条件で微生物の働きによって生成されるため、水田はCH4生成に好適な条件が整っていると言える。|pdf:日本国温室効果ガスインベントリ報告書より
上記のように、水田がメタンの発生原因となります。日本は稲作が多いので、このような割合になります。
日本のメタン発生源
各分野の内訳でメタンの発生源を見てみると上図のようになります。一番多いのは稲作で44%となります。