食品ロスの問題を解決しようとしているベンチャー企業やベンチャーに限らず行われている事業などを紹介します。
規格外野菜をシートにしたベジート
先日テレビ東京のワールドビジネスサテライトでも取り上げられて話題になっていましたが、規格外の野菜をペースト状にして乾燥させたシート状の野菜のベジート(株式会社アイル)です。
仏の星付きレストランも採用 日本の「シート状野菜」その味と可能性
この記事にも載っていましたが、加熱処理がされるためビタミンCは減っているが、栄養素や食物繊維が保たれ、賞味期限も1年と長く、余計な添加物も入っていないです。野菜嫌いの子どもにも食べさせ易そうなのでこれはとてもいい商品だと思います。
生産者と買い手を繋ぐSEND
生産者と買い手を繋ぐという話しはよく聞きますが、その中でも4,000店に選ばれているのがSEND(プラネット・テーブル株式会社)
規格外で出荷できない商品でも例えばレストランでスープにするなら全く問題無いわけで、それなのにかかわらず廃棄されてしまうのを防ぐためにも直接生産者と買い手を繋いでいます。他にもニーズがわからない、新しい買い手が付かないという生産者の悩みを解決するための仕組みになっています。
余剰食品を月額1,980円でテイクアウトできるReduceGo
外食産業での食品ロスを解決するためのサービスです。余剰食品が発生した飲食店の料理を月額1,980円で1日2回まで持ち帰りができる画期的なサービスのReduceGo(株式会社)。こちら想定以上の反響のため、現在サービス開始を延期して準備されているようです。
余剰商品を処分価格で食べられるTABETE
余剰食品を処分価格で提供する店と食べ手を繋ぐマッチングサービスのTABETE(株式会社コークッキング)2018年4月8日にベータテストを終えて本リリースされるようです。
賞味期限が近い食品を買うとポイントがつくEcoBuy
NTTドコモが賞味期限・消費期限が近くなった食品の購入者にポイントを付与し、食品ロスを減らす仕組み「EcoBuy」の実証実験を「miniピアゴ入船1丁目店」でやっていたようです。
対象の商品を買ってアプリで登録すると、商品の20%分のdポイントが付くというもの。見切り品で販売する際にもっと安くすることもあるようでそれによって負担が増えることは無いようです。
日経ESGの記事では、2ヶ月の実施で顧客からのポイント申請が240回、350個で期待以上の成果だったということでした。
野菜や果物を2倍長持ちさせるedipeel
これは海外の事例です。野菜・果物に吹き付けるだけで腐敗のスピードを緩め、ものによっては食べられる期間を2倍に伸ばすことができる、edipeel(アピールサイエンス社)。
果物や野菜の皮や種から抽出したもので、化学薬品というわけではない安全なものです。これによって流通段階での腐敗も防ぐことができるようです。