世界の温室効果ガス排出量は2014年は330億トン、1973年では160億トンとなっています。ちょうど石油危機の時から約倍近くに増えています。どの国が多く排出していて、昔とくらべてどう変わっているのでしょうか。
国別の温室効果ガス排出量
2014年のデータでは中国が93.5億トンでトップ、続いてアメリカの52.2億トン、インドの20.5億トン、ロシアの15.8億トン、日本の12億トンと続きます。
1973年のデータと比べると、出て来る国大きく変わってきているのがわかります。ドイツやイギリスといったEUの国がトップ5位からは外れ、中国、インドといった国が入ってきています。
途上国の温室効果ガス排出量の増加がポイントになってくる
同様のデータから地域ごとの温室効果ガスの排出量の推移を見てみると、明らかにアジアが飛び抜けて大きいのがわかりますが、それは前述の中国とインドの影響。それ意外にも注目すべきは中南米、アフリカ、中東、アジアが急激に伸びてきていること。
これからCO2の排出量を削減するためには途上国の対応が重要になってきます。
一方でここで難しいのが、途上国側の立場にたってみれば、先進国は今まで散々好きなだけCO2を発生させて発展してきたのが、なんでこっちが我慢しないといけないのか。という気持ちになること。途上国側の立場になった解決策を探し出すことが重要なのがわかりますね。