グーグルやアマゾンに初期から投資するなど伝説の投資家と言われているジョン・ドゥアー。最近ではブレークスルー・エナジー・ベンチャーズという10億ドル以上の環境向けのVCをビル・ゲイツを会長にアマゾンのジェフ・ベゾス、ソフトバンクの孫正義やアリババのジャック・マーらと共に立ち上げています。そんなジョン・ドゥアーのグリーンテックに救済と利益を見出す(Salvation (and profit) in greentech)のTED動画を紹介します。
忙しい人のための要約
環境問題を解決するためには、企業、個人、政策、イノベーションの4つの観点が必要。企業ではウォルマートはグリーン化を推進しており、既存店では20%、新規店では30%のCO2削減をめざしている。巨大な企業がやることで関連する会社にも広がってくる。
個人が毎回考えることは難しいが、例えばウォルマートのような大規模小売店がグリーンな電球を作成するだけで、消費者は無意識でも環境にいいものを買うことができる。個人も二酸化酸素が無料ではないということを意識する必要がある
政策の観点では政治家にロビー活動することで、カリフォルニアの温室効果ガスを2020年までに25%削減することを法律化できた。しかし、それだけでは米国の7%にすぎず十分ではなく更に広げていく必要がある。国家の政策で、ブラジルではガソリンの40%をエタノールに置き換えることに成功し3200万トンの削減を達成している。ただし、ブラジルの排出量は全体の1.3%なので、他の国を巻き込む必要がある。
急激なイノベーションによって環境にプラスになることがある。ゲイツ基金から1500万ドルを得てマラリアの薬を開発した会社の技術がバイオ燃料の開発につながる。
そういったイノベーションのために資金が必要であるが、全然足りていない。エクソンは一日の売上10億に対して売上の0.2%しか投資しない、再生可能エネルギーに新規予算で10億ドルでエクソンの一日の売上より少ない。
こういった環境問題を解決していくために、グリーン化をあなたの次の大きなテーマ、あなたの仕事にしてほしい